1.保育ブロック緑化工法とは


Real_col_BookMark.png「保育ブロック緑化工法」は、保育ブロック(貫通穴のある土壌ブロック)がもつ根系生長を促進する効果を活用して、環境改善力が大きい群落や防災機能の高い群落などを、早期に、確実に造成する工法です。
太い根が地中深く、広範囲に伸長するので、天然林のような高い機能を持つ群落や美しい景観林を造ることができます。

そして、次のような効果が期待できます。

1.岩盤斜面などに対し、サクラやモミジなどの美しい景観保全林を早期
  に、確実に造ることができます。
2.自然災害に強い群落、崩れにくい群落、乾燥に強い群落、多様性に
  富む群落、美しい景観保全など、種々の目的に応じて、機能性の高い 
  群落や樹種を、確実に導入できます。
3.湖沼堆積土、間伐材、生ゴミ、汚泥等の廃棄資材を積極的に用いる
  ので、環境保全に役立ちます。

2.従来工法との性能比較

(注)◎:良好(高い)、◯:中庸、×:不良(低い)


保育ブロック工 植生基材吹付工 植栽工 植生誘導工
防災的機能 × 不安定
(杭根の発達)
× 不安定
(ネット構造の形成)

× 不安定
(土壌保全力)
× 不安定
水源涵養機能 × 不安定
耐乾性・耐候性
× 不安
寿命 × 不安定
目標群落の形成
× ×
森林機能の発現製 × 不安定

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保育ブロック緑化工法と従来植生工との相違

(注)◎:大変優れている ◯:優れている ×:欠点が多い


保育ブロック工 植生基材吹付工 ポット苗植栽工 植生誘導工
根系の生育性 × 不安定
直根の発達 旺盛
良好 消失 不安定
ネット構造の形成

旺盛

良好 貧弱 不安定
根系侵入層の厚さ 大変厚い 厚い 薄い 不安定
気象条件への適応性
× 不安
耐乾性 大(枯れ難い) 大(枯れ難い) 小(枯れ易い) (中庸)
立地条件への適応性
× ×
岩盤斜面 容易 容易 不適 不適
急勾配斜面 容易 容易 不適 不適
砂地・岩砕地 容易 容易 不適
防災的機能 × 不安定
土壌保全力 大変大きい 大きい 小さい 不安定
水源涵養機能改善力 ◎大変大きい ◯大きい ×小さい 不安定
寿命 ◎長い ◯長い ×短い 不安定
有機物生産量 ◎大変多い ◯多い ×少ない 不安定
目標群落の形成 × 不安定
目的樹種の成立
(確実性)
大変高い 低い 高い 低い
多様性の確保 大変良好 良好 不良 良好

根茎の生育モデル