災害に強い安全な地域を創る
我が国は国土の大半を山岳、丘陵地帯が占めており、地すべり・落石災害等の斜面災害は毎年あとを絶ちません。落石災害等を未然に防ぐことは極めて難しいことではあります。しかし、落石災害等による被害を軽減させることは可能です。落石対策工の検討に際しては落石エネルギー、設置位置、斜面状況などの現場状況に合わせて、安全で経済性の高い工法を選択する必要があります。さらに近年では環境に配慮した工法が重視されています。
当社では、現場に合った最適な防護柵を選定し設置施工まで行います。
法面緑化工法
荒廃化する自然斜面や、人工的に切土された法面を植物によって緑豊かにする工法です。
気象条件や地質により異なる現場で環境に配慮し、美しい緑を多く残せる工法を提案しています。リサイクル材を活用し、循環資源を活かしながら、景観に優れた施工をします。
グラウンドアンカー工法
不安定な斜面を安定させるために、山に鋼線を挿し込んで縫い付け、動かないように止める工法です。
当社ではグラウンドアンカー施行士の資格を持った技術者を多く有し、培った技術と豊富な経験を活かし、大災害から人々やインフラを守る「安全の確保」を使命としています。
吹付法枠工法
斜面の浸食や風化、崩壊を防止するために、コンクリートの格子で被覆し、安定させる工法です。
凸凹の多い斜面でも、地山のならし作業が不要で密着性に優れた施工が可能です。
落石対策工法
斜面上にある落下しそうな岩や石を斜面に固定したり、斜面の下で受け止める柵を設置する工法です。
落石の発生を予測することは一般的に困難と言われていますが、落石のエネルギーを見極め、数ある工種の中から最適の対策工を選定し施工します。
崩壊土砂・雪崩対策工法
斜面上部から落ちてくる土砂を受け止めたり、積もった雪が動かないように支える柵を設置する工法です。
特に雪国と呼ばれる長野県では、雪害が起こる可能性が高く、生活を脅かすことも少なくありません。悲惨な事故を未然に防ぐため、土砂・雪崩等のメカニズムを熟知した技術者が地すべりの発生を防ぎます。
砂防堰堤・護岸工
斜面災害などで発生する土石流の流出を防ぎ、水の流れを緩めます。
さらに、「魚道」と呼ばれる魚の通路を設置し、魚が上流へ遡上しやすい工夫もしています。単純に暮らしを守るだけでなく、人と動物が共存し、生活できる川を造ります。